ロレックス サブマリーナ・デイト グリーンベゼル 16610LV 機械式腕時計に「コスパ」云々言うのはアホだけど、ハズし時計として購入するには高すぎる・・・?
正直なところ、今欲しいか欲しくないかといえば、ちょっとだけ欲しいかな・・・ハズし時計として。
でも、毎日着けることはなさそう・・・。 所有していたから言えるんですけど、やっぱりポップな色のグリーンベゼルは目を引くけど、少しノリが軽いような気がするんですよね。
夏場に半袖の腕には似合うかもしれません。
当然コスパ的には最劣等生。 クオリティー的には50万円台が適切であり、当時の定価であった60万円台ですら、少し盛りすぎ。
ただ、機械式腕時計でコスパ云々言うこと自体が間違っている気もする・・・(笑)
こういった「機械式腕時計依存病」の症状が進むと2通りに方向性が分かれていくような気がします。
一つは「コスパ、コスパ」と言うタイプと、そういったものは全く関係がなくなってしまい、自分が欲しいものであればどんなものでもお金を注ぎ込むタイプ。
正直に言えば、機械式腕時計の存在自体がコスパなんて度外視したもの。 ならば、コスパを考えずに好きな時計を手に入れるのもアリだし、それで人生が楽しくなるならおっけーかなと思ったりもします。
まあ、ロレックスのこういった生産終了品の相場に関しては、お店が煽り立てる傾向もありますが、消費者が欲しくて欲しくてたまらないから釣りあがっていく要因も大きいわけです。
メーカーがメディアなどを駆使してブランド性を演出して意図的に価格を釣り上げていくのに比べればまだ少し健全かな・・・と言う気もします。(演出自体が悪いと言うわけではありませんが、あんまり調子に乗りすぎると、最近の某グループのメーカーのようなしっぺ返しも来てしまいます)
こういった生産終了品の相場に関して言えば、直接的にはロレックス自体はなんの関係もないわけで・・・(新品価格と連動しているなどの要因は無視すると)
実際この時計を欲しいと言う人がいるからこそお値段も上がっていくのであれば、それはそれで仕方ないかな・・・とも思うのです。
僕自身は「欲しいけど・・・これに80〜100万円とか出します?」の世界です。 でも、そう思っている僕がおそらく「これにそんなに高いお金を出すの!?!?」と思っている人が多い、ヴィンテージを好んでいるんだから人のことは言えません(笑)
「これ、欲しいけど・・・これにそんなに高いお金を払います・・・!?!?」こそが機械式腕時計の醍醐味なのかもしれません。