確かに最近オメガは急速に時計のクオリティー

確かに最近オメガは急速に時計のクオリティー、ブランド性ともに上がってきましたが、外装の質、使いやすさに後一歩の詰めの甘い部分がある・・・

パネライはその優れたデザイン性でこれまた急激にブランド性を上げてきたものの、その原動力はいびつな生産制限という演出がかった要因によるところも大きく、機械的な詰めも甘く、クオリティーに対しての割高感も顕著であり、最近のブランド性の失速は中古市場の買取相場の大幅下落からも明らかです。

タグ・ホイヤーはすごく頭のいい経営をしている印象ですが、まだまだ後一歩のところでブランド性に「軽い」イメージがある。

ゼニスは機械的な強みがあり、外装などにも努力の跡がうかがえながらもやはり使いやすさに今一歩のところがあり、「これは市販既製品のレベルかな・・・?」と思えるようなところがあったりする。

ジャガー・ルクルトにもまた機械的な強みがあり、雲上3ブランドにムーブメント供給経験がある本格派ブランドですが、ブランド的に「メジャー・ブランド」と呼ばれるメーカーが対象としている顧客層とはちょっと違ったところをターゲットにしているように思えます。

メジャー以上、雲上以下といった感じなんですよね。

市場としては本当に頼りにしているはずの日本において、アンチには本当に豪快な嫌われ方をしているブライトリングですが、時計のクオリティーとしてはメジャーブランドの中では少なくともトップ5に入ることは確実で、かなり確かな物作りをしている印象です。

好みの問題こそあれ、もし「ブライトリングの時計が買いたいんだけど、どうかな?」と尋ねられたら、間違いなく「クオリティーを考えるなら良い」と太鼓判を押します。

でも・・・個人の好みの問題はどうしようもない・・・

失速したブライトリング・・・時計の外装やムーブメントのクオリティーだけではうまく行かない難しさ・・・

その原因が、強みでもあり弱みでもあるこのブランドのデザインを含めたキャラクターにあるのは明白なような気がします。

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